2006年11月21日

世界一おバカな犬が教えてくれたこと

「マーリー」という本を読んだ。副題に上記のようなタイトルがついているように犬

にまつわる好エッセイである。というより、おなかの皮がねじれ、涙を出しなが

ら、笑い転げてしまうほどのめったにお目にかかれない楽しいエッセイである。

マーリーはラブラドールレトリバーで、普通とても賢いといわれている犬種であるが

これが、とんでもないバカ犬であったことから様々な騒動を巻き起こし、著者の

一家のトラブルメーカーになってしまう。どうしたら言うことの聞くいい犬になる

のか、一生懸命教育しようとするのだけど、バカ犬ぶりはエスカレートし家族の

悩みの種でありつづける。しかしそんな自由奔放なマーリーが次第に家族を変えてい

く。マーリーのありのままの姿が家族に安心を与え、やさしい気持ちを育んでいく。

ますます、エスカレートするアメリカ社会の荒廃、心の問題。そんな状況に対して

マーリーとのふれあいに何かの答えがあるように思える。

子どもだけではなく、家族にとってペットとの共生はいろんな効果があるのだなと

思う。著者が地方新聞のコラムニストであるというのも、アメリカ社会の実情

が垣間見れて面白い。


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2006年10月24日

東京タワー

本屋さん大賞(本屋さんがぜひ売りたいという本)はさすがに良い!これまで

小川洋子「博士の愛した数式」、恩田陸「夜のピクニック」、そしてリリフランキ

ー「東京タワー」とすべて素晴らしい本でした。実は「東京タワー」買ったものの

あまりに評判が良すぎて、だから読んで期待が裏切られるのがいやで読まなかった

のですが、東京に行ったときに夕日に映える東京タワーをみて「どんな内容なの

だろう」と、今回思い出し読んだわけです。著者と「オカン」こと愛すべき九州の

母のことを書いた半自伝でしたが、その「オカン」のなんとも味のあること、

本当に素晴らしい描写でした。特に私は九州弁の「よかよか」とか「そうたい」と

か、独特ののんびりした言い回しが大好きで、九州弁のかもし出す人間のぬくもり

にまさに酔いしれてしまいました。著者がどん底のときも全く動じず支えつづけ

東京で一緒に暮らすようになってからも、著者の友人達に分け隔てなく、食事を

作ってやり、たくさんの人が集まるにぎやかな家にして主人公の人生にも大きな

役割を果たした「オカン」の朴訥とした温かさに心より感動しました。

必読の本に思えます。またこれは子どもに読まさんといかんなと思っていたら

今度は次男の方から読みたいといってきたので、読ませています。

母の偉大さをよく身にしみて感じるが良い!と思います。

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2006年06月26日

チョコレートコスモス

恩田陸の「チョコレートコスモス」を読んだ。「新作にして名作」と激賞された

「夜のピクニック」で本屋さん大賞をとった天才はまたやってくれました。

佐々木飛鳥という天才女優の誕生がストーリーの小説だがとにかく本当にうまい!

500ページの大作のページをめくる手を止めれない。ワールドカップをちらちら

横目で見ながら徹夜してしまいました。姫野カオルコといい、恩田陸といい、女性

小説家にすばらしい作品が生まれて本当に楽しみです。この「チョコレートコスモ

ス」では演劇の奥深さや難しさ、それと役者といわれている人がいかに過酷な仕事

に従事しているのかがわかりました。どんなにすごい才能がいるのか、またその

才能に恵まれたとしても、人生は決して楽にならないで、ますます苦悩に満ちてく

る。役者という職業をこれほどまでにリアルに完璧に描写した小説はあまりないで

しょう。そしてその演技がわれわれにどんなに大きな感動を与えてくれるか!

「そういえば人は、人生を演じている。皆役者なのだ、、」みたいな文章が

ありましたが、この本を読んで納得しました。われわれはいろんな舞台で(会社

や家やあらゆるところで)いろんな役をもらって演じているともいえます。

そう考えれば、面白いですね。まずは今いただいている役を完全にこなして、

周りの人を感動させて、生きる勇気を少しでも与えられるような役者になりたい

と思ったのでした。

ともかく恩田陸 お勧めです。
posted by 木村雅 at 20:36| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近の愛読本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月22日

読書日記

白石一文以来なかなか気に入った作家が出ないと嘆いたいてのですが、

姫野カオルコ「ハルカ・エイティ」を読んで、とても幸せな気分になりました。

またしばらく楽しめそうな作家が出てきたなと思います。

戦前から戦後にかけて「元祖モダンガール・ハルカさん」として名をはせた人物を

モデルに書かれた小説ですが、女性というもののたくましさ、すばらしさが満載

されていて、本当に楽しめました。市民・女性からみた世相もうまく表現されてい

て、奥深さを感じました。「ツイラク」というのも気になっていたのですが、

さっそく購入してきました。楽しみな作家ができて幸せです。

ところでいつも不思議なのですが、セブンアンドワイというインターネット書店

で本の紹介を見るのですが、「この本を読んだ人はこの本にも興味がある」という

コーナーがあります。それがいつも不思議で、どうやって調べてるのでしょう?

ちなみに「ハルカ・エイティ」を読んだ人はこの本にも興味があると言うことで

6冊が紹介されていました。

「生協の白石さん」  白石昌則
「東京タワー」    リリー・フランキー
「容疑者Xの献身」  東野圭吾
「死神の精度」    伊坂幸太郎
「東京奇たん集」   村上春樹
「下流社会」     三浦展
  この6冊のうちなんと4冊を読んでいて、1冊は購入済みでした!
 (東京タワーが未読で、死神の精度は読まないと思います)

 なぜわかるのでしょう?この本の共通点は話題になった本って言うこと。

 でもそれならもっとあるから、なぜでしょうね?

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2006年03月20日

革命が始まっている!

梅田望夫著「ウェブ進化論」を読んで、まさにぶっ飛んで
しまいました。グーグルという企業のものすごい
先進性と「ネット上にたまった富の再配分」という
思想に本当に驚いてしまいました。
(グーグルアースという世界中の都市や地域の衛星画像が
パソコンで見れるというサービスにも驚いたけど)
高い技術を背景にしながら、「広告」をビジネスモデルに
しているところもまた正直びっくりしました。
読んでいて様々なアイデアも出てきました。
革命はゆっくりと目に見えない形で進んでいるのです。
しっかりと考えなければなりません。
      

posted by 木村雅 at 17:46| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近の愛読本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月07日

読書はさらなる混迷を招く

日曜日に書店に行って3冊購入した。

 「日はまた昇る」ビル・エモット 草思社

 「そうだ絶対うまくいく」村上和雄 海竜社

 「日経新聞の読み方」渋井真帆 日経新聞社

その前は難波の旭屋で以下のものをまとめ買いした

 「働く過剰」玄田 有史 NTT出版

 「ネット社会の未来像」宮台真司他 春秋社

 「国家の品格」藤原 正彦 新潮選書

 「希望格差社会」山田正弘 筑摩書房

 「会社はいつもてんやわんや」斎藤由香 新潮社
 
 最近はより旺盛な知識欲が湧いてきたというより、もう少しで答えが
 得れそうでなかなか得れないことがありそれを求めて本を読んでいるという
 感じです。
 でも読めば読むほど混迷していくばかりで、本を読んで「そうか
 わかった」ということはめったにありません。
 容量の小さい脳みそがショートしそうになるだけです。

 でもこれが小説やなかでも大好きなハードボイルドなどになると違います。
 最近読んだ本のなかでは
 「白日」北方謙三 、、、これはとてもすっきりしました! 
posted by 木村雅 at 16:36| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近の愛読本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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